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ひさおくんRの毎日

モロッコ旅行記(後半)サハラ砂漠からカサブランカまで

モロッコ旅行記(後半)サハラ砂漠からカサブランカまで_d0318516_10435161.jpg
モロッコに来て3泊したが、寝不足状態が続き、きょうは「サハラ砂漠」の

朝日を見学するため、午前4時起床という頭がボーッとすること請け合いな

日が来た。起床したものの頭が回っておらず、重ね着をしたりジーンズの上

にジャージを二重ばきすることとかが出来ず、前夜の気温(そんなに寒く

なかった)を考慮して、Tシャツの上に中フリースのジャンパーだけと、

下はジャージのみといういでたちになった。サンダルを履いて来たので

靴下を履いて準備した。そういえば、我々、日本人は「サハラ砂漠」と

言っているが「サハラ」が、そもそも「砂漠」(英語圏)という意味なの

で、日本人は「砂漠砂漠」と言っているということらしい。

朝早いので朝食の前に、あたりが暗いうちに4WDで5時に出発した。

ラクダたちが待機する所まで行って、ラクダに乗り換えた。馬で言えば

手綱にあたる所にT字形の鉄製の両手で保持するものがあり、座る場所

には円形の綱が渡してあって身体がずれなくなっている。とはいえ、

いざ出発すると、砂漠の砂地を歩くため、ラクダの前足が砂にズブッと

入り込み、その度に体重が前に倒れこむので、手の弱い人はちょっと無理

という感じがした。夜明け前なのでけっこう寒く地元のベルベル人たちは

どうやってこの寒さを凌いでいるのだろう。それに昼間は真夏の暑さに

上昇するわけだし。30分程ラクダで歩いて、少し小高い地点に来た。

この時はまだ朝日が出ていない。小高い地点なので砂を含んだ風が容赦なく

吹いてくる。この風がとにかく冷たい。体感温度は0℃っていう感じでした。

ベルベル人が用意した厚手の毛布をかぶって寒さを凌いでいた。

ほとんど写真を撮ろうという気持ちが失せる寒さでした。

(教訓:万全の防寒対策とゴーグル着用)

寒くて丸く縮こまっているうちに、朝日が段々見えてきた。

「おぉ」という感激が体中に拡がり、ポシェットに入れたミラーレス一眼の

カメラでどうにか撮影した。ツアーで一緒の若い女性たちは歓声を上げ

ながら、動き回っていて「年齢」の違いを感じる時でした。

帰りのラクダ行はこっちの慣れもあるのか割と楽に操ることが出来るように

なった。一旦ホテルに戻り朝食タイム(さすが砂漠の真ん中にあるホテル

だけに数種類のパンばかりでした)に入り、その後荷造りをして午前9時

4WDで出発。途中、ベルベル人のテントにお邪魔しミントティーをご馳走

になった。エルフードからは「バス」でワルサザードに向かった。

道中は、水分は全て吸いつくしたような赤い大地や岩がむき出しで、

モロッコという所の厳しさを再確認した次第だった。

昼食は、赤い岩石だらけのトドラ峡谷近くのレストランだったが美味しい

料理をいただけた。日本に居た頃の私は、胃腸の調子が悪く下痢が多かった

が、この頃には快調となり「もしかして、外国の方が自分に合ってるかも」

と思わせた。初日に履いていた靴はお払い箱のように「サンダル」一本で

ここまで何とか来てしまった。バス旅は、いよいよカスバ街道に突入して

いた。赤い土が続く中、この日はワルサザードに泊まった。辺鄙な所で

しょうが無いのかも知れないが、コテージ形式になった宿泊場所は一室を

三つに割った極狭物件だった。スーツケースを拡げる場所も無いし、隣の

物音は筒抜けだし、ただ皆疲れているようで夜になるとぐっと静かに

なった。ここのレストランの食事はちょっと悪かった。モロッコとはいえ

この辺は内陸部で水産物について文句は言えないなと思った。

翌日は、アトラス山脈を越え、世界遺産のマラケシュへ向かった。途中、

これも世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥ(一応、要塞都市)を見学した。

日本では、世界遺産の申請さえしないだろうと思われる寂れた赤土の遺跡

だった。この日の目玉は、旧市街(メディナ)が世界遺産になっいる

マラケシュである。

マラケシュの有名な所は、通称「フナ広場」と言われる大道芸や商店が

立ち並んだ炎天下の中、怒号やうるさい演奏が入り混じった独特の

雰囲気を見せる場所である。また、細い路地が縦横に走っており色々な

商店が立ち並ぶスークが有名である。お買い物や食べ物の豊富さでは

「女性」が好きそうな品揃えになっている。フナ広場は少しインドの喧騒

を思い出させた。4階ほどもあるカフェの上からフナ広場の全容が見られる。

この日はマラケシュ泊となった。

翌日は、マラケシュの文化遺産をいくつか見て、バスでカサブランカへ向か

った。カサブランカは夕方に着き、今回の旅行で「初」の良いホテルである

ゴールデンチューリップに泊まることが出来た。料理も美味しくて、気分が

良かった。夕方には地元のスーパーマーケットに行くことが出来て、これも

またプラスだった。カサブランカの観光としては、ハッサン二世モスクとか

モハメド五世広場とかに行ったが、カサブランカは海岸地帯なので、大西洋

を見降ろすことが出来て中々良かったと思う。

全体的には、今行っておいて良かったと思う。頑丈な人は別だが、若いうちに

一度は行っておいた方が良い国だと思った。
by domaosaz | 2013-06-19 10:43 | 旅行記
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